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同居人の眼は節穴

ついに、これは究極ではないかと思えるレオのおもちゃを見つけたかもしれない。
ヒントは、Amazon.co.jp に隠されていた。

先日、新刊のハードカバーを何冊かまとめ買いした。

仕事の合間を縫って新宿の紀伊国屋へ立ち寄り、1時間程かけてゆっくり見て廻り、
欲しい本が見つかったら表紙をiPhoneで写真に撮り、電車の中でAmazonアプリで
それらをまとめて注文し、翌日受け取る。

長年お世話になっている紀伊国屋には申し訳ないと思うのだが、新刊のハードカバーは
重くて、たくさん買う場合は持って歩くのが大変だから、つい、こういう買い方になる。

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ツルゲーネフの「猟人日記」は随分昔に読んだが、もう1度読み直したいと思っていた。
ジュリアン・バーンズは、現存の英国作家の中で最もおもしろい小説を書く作家で、
新刊が出ればいつも必ず買うことにしている。

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ヘルタ・ミュラーはルーマニア生まれの女流作家で、2009年にノーベル文学賞を
受賞しているが、日本では知名度が低く、その数少ない翻訳された長編がこれで、
手に入らなくなる前に買っておく必要があった。
バーナード・マラマッドはアメリカのユダヤ系小説家の筆頭格で、その繊細な小説は
絶品なのだが、これまたなぜか日本では見向きもされない。 これは40年ほど前に
翻訳出版されてから長らく絶版だったものなので、嬉しい復刊だった。

これ以外にも、アンリ・カルティエ=ブレッソンやマイケル・ケンナの写真集やら
ケニー・バレルを特集したギター本も買い込んで、すっかり散財してしまった。
でも、これでしばらくは楽しい読書生活が送れる。 
未読の新しい本に囲まれて過ごす時間は、他の何にも代えがたい。

アマゾンで注文すると、本はダンボールの板に乗せられて、ビニールで
シュリンク・ラップされている。 そのダンボールは普段は解体した箱と一緒に捨てるが、
たまたま別の目的で切って使う必要があって、その残りの切れ端にレオが食い付いた。

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ネズミのおもちゃやケバボールではあまり遊ばなくなったので、何かいいものがないか
ずっと探していたのだが、このダンボールの短冊がそれだった。

これをダイニング・テーブルの上に置いておくと、そこから床に落とし、ホッケーの
パックのように床を滑らせて夢中になって追いかける。 軽くて風の抵抗を受けるので、
ボールのように規則正しく動かないのがおもしろいらしく、大騒ぎしながら追いかける。

そして、すぐにどこかに消えてしまう。 もう、10枚くらい作ったのだが、
そのほとんどがどこかへ吸い込まれるように消えてしまって見つからない。
でも、この短冊のいいところは、無料でいくらでも作れるところだ。

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                    【 無くなったから、新しいのを作って。 】


ダンボールが好きなのはわかっていたが、それは箱が好きなんだと思っていた。
でも、それは間違っていた。 ダンボールそのものが好きなのだ。
バラして畳んだダンボールを床に置いておくと、必ずその上に乗って寛いでいる。
表面のツルツルした触感や軽い素材や紙の匂い、そういう質感の全てがいいらしい。
猫にとって人間が行った最大の発明は、このダンボールなのかもしれない。

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                         【 これも好きだよ。 】


宅急便のダンボールなんかによく掛けてある、梱包用のナイロンの紐も大好きだ。
開梱するために紐を外すと、目の色を変えて飛びついてくる。 これも軽いので、
ひらひらと不規則に宙を舞う感じになるのがたまらないらしい。 

この2つに共通しているのは、軽くて、肌触りがいいことだ。
猫は、きっとそういうものが好きなんだろうと思う。
こだわりの質感が明確にあるのだ。

何かいいおもちゃはないか、とペットショップへ通ってみたり、ネット上を
彷徨ってみたりしていたが、それはいつも目の前にあったのだ。
俺の眼は節穴だったようだ。

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                         【 えいっ、えいっ 】


我々はおもちゃを買ってきて、それを与えることで満足してしまうが、それが猫にとって
本当に嬉しいものなのかどうかまでは、実はあまり深く見ていないような気がする。
でも、レオのことをよく見ていると、家の中のいろんなものに興味を持っていることに
気が付く。 

それは見慣れたしぐさなので、ついつい見過ごしてしまうけれど、
それじゃいけないんだな、と改めて気付かされた。
それは見ているのではなく、ただ眺めているだけ、ということだ。

いつも見慣れたしぐさであっても、角度を変えて見てみたり、その意味のようなものを
改めて考えてみることが必要なのだろう。 
そうすれば、例えば、病気の兆候にも早めに気が付くようになるかもしれない。 
これからはそういう癖をつけていこう、と思った出来事だった。


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                        【 ダンボール、最高! 】



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ひろ

リアノンさん、こんばんは。

マラマッドの小説は読んだことがありません。ナチュラルを映画で見ただけですね。
「店員」って、たぶん「アシスタント」と同じ作品ですね。むかーし誰かに薦められたけど絶版だったんですね。

猫って段ボールが好きですよね。うちのも荷物が届くと早く開けれ~と興奮します。 
段ボールは宅急便屋さんが持ってくるのをわかっていて、いつもくる宅急便屋さんの車の音を覚えていて(これは凄いと思う。)、家の前に着く前から窓にかけよって待っています。
宅急便屋さんは毎回うちに段ボールを持ってくるわけでもなく、とまらずとおり過ぎてしまうと寂しそうに車を見送っているもんで、ついつい捨てようと畳んでいた段ボールを出して組み立てることになります。

去年引っ越しをした時にチューチューねずみとピンポン球が山ほどでてきました。仔猫の頃、夢中になって追っかけて遊んでたことを思いだしました。短冊もきっとそうなるんでしょう。
  • URL
  • 2013/02/03 20:55
  • Edit

リアノン

ひろさん、こんばんは。

そうです、「アシスタント」です。 
翻訳者の加島祥造さんが敢えてそう訳したそうです。
私は加島さんの翻訳がとても好きなので、これも嬉しい復刊でした。

あー、車の音、覚えますよね。
レオもくろねこヤマトのトラックの音を覚えていて、外の道にトラックがやってくると、
ドアホンのところへやってきて、音が鳴るのを待ち構えますよ。
確かに、すごいですね。

私が帰ってくる足音も聞き分けてくれてればいいのになあ、と思います。
  • URL
  • 2013/02/03 23:58

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  • 2013/02/08 22:10

リアノン

鼓太郎さん、はじめまして。 コメント下さり、どうもありがとうございます。

No cat , No life.

本当に、そうですね。 
鼓太郎さんもこれからもずっと元気でいられますように。

今後とも、よろしくお願い致します。
  • URL
  • 2013/02/09 12:10

kakobox

なるほど~そういう本の買い方もあるのですね。
私はAmazonばっかりですが、本当は本に触れてから買いたい。
読むものであっても、触感ってあるような気がします。

あはははっ、レオ君の究極のオモチャ発見談に笑いました。
アイスホッケーのパックね~!
床の上の滑り具合は猫ちゃんにはおおしろいものかも。
真似させていただきます。

レオ君、無くなったものは、どこに行っちゃったのかな?
今日は精悍なお顔のレオ君ですね。
やっぱり最初拝見した頃よりは、落ち着いた大人顔になりましたね。
お利口そうです。

そうそう、箱じゃなくて、段ボールの質感と匂いが好きなんじゃないかと私も思います。
不思議ですね、自然界には無いもののはずなのに。

確かに、「猫のオモチャ」だからって、それでいいわけじゃありませんね。
その子が何に興味を持ち何に想像力を働かせて遊ぶのか、わかって与えてあげられるのは、一緒に暮らす人だけですね。
キッチンで爪先立ちして、レオ君が取ろうとしているものは何なのでしょう。
しかし、スタイル抜群ですねえ、レオ君は♪

リアノン

kakoboxさん、こんにちは。

猫が興味をもつ様子を見ていると、この世は彼らにとって本来は楽しい場所で
あるんだなあ、と思います。

つらい世界ではなく、いつだって楽しい幸せな場所であるよう、
我々は努力しなければいけません。

それは、人間にとっても同じことです。 そういう世の中であって欲しいですね。



  • URL
  • 2013/02/11 11:35

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プロフィール

リアノン

Author:リアノン
独身男の一人暮らし。

猫と暮らしたくて、一人で寂しい思いをしている子を、と思い里親募集に申し込んだら、一方的に断られた。

一人暮らしの男に猫と暮らす資格はあるのか? 

これが、このブログのテーマです。

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