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何も心配しなくていい

金曜日の夜、父が血を吐いて入院した、という留守電が入っていた。

びっくりして折り返しかけると、木曜日の夜、それまで元気で何ともなかったのが
急に気分が悪くなり、吐いたら血だった。 それから間をおかず数度同じように血を吐き、
タクシーに乗って近所の総合病院へ行くと、マロリー・ワイス症候群とのことで、
そのまま入院することになった、と言う。

マロリー・ワイス症候群とは、食道と胃の境目の内壁が切れて出血する、というもので、
30~50代の男性に多い病気らしい。 その部分には神経がないので痛みは何もないが、
なにせ知らないうちに胃に血が溜まり、急に気分が悪くなって吐いたら大量の血だった、
ということで精神的なショックがハンパない、不思議な病気だ。

母は気が動転して大変だったらしいが、本人のショックも相当なものだったようで、
更に病院で大嫌いな内視鏡を飲まされたり、CTを撮ったり、とドタバタの上、
胃が気持ち悪いもんだから、その凹みようはハンパなかったらしい。

そりゃそうだろう。 急に吐血すれば、悪い病名が頭の中を駆け巡り、誰だって面喰う。
その後の検査で腫瘍も潰瘍も見られなかったとのことで、取敢えず安心した。

翌土曜日、うちから1時間程のところにある病院へ見舞いに行った。
まだ血を吐くかもしれないので、ナースステーションの中のカーテンで仕切られた所に
置かれたベッドに点滴をしながら寝ていた。 痛みもなく、気分も良くなったのに
TVも見られないので、とにかく退屈していた。 血色も良く、身体も痩せることもなく、
見たところいつも通りの感じだった。 入院してからは当然絶食で水も飲んではいけない
とのことで、食べることくらいしか楽しみのない人なので、まあ気の毒な有様だった。
2週間ほど、入院することになるらしい。

そんなこんなでいろいろ気疲れして家に帰ってきて、レオにご飯を食べさせ、お気に入りの
クッションで寛ぐレオを見ながら、「俺もこの病気になるかもしれないよ」と話しかけた。
親戚の叔父も若い頃になったそうだ。 家系的になりやすいのかもしれない。


IMG_1293_convert_20121104154009.jpg
                   【 そうなったら、僕はどうなるの? 】


大丈夫、そうなったら、いつものおねえちゃんが鼻息荒くやって来て、これでもかあぁ、
というくらいおまえの世話をちゃんとしてくれるよ。 
それにな、おまえが生きている間に万が一俺が死んでも、ちゃんと保険がおりるから、
お前はいつも通り、ここで暮らしていけるんだよ。
だから、何も心配しなくていいんだ。

そう言ってきかせたけど、ちゃんとわかってくれただろうか。


今日は朝から穏やかないい天気だった。
昨日は終日何もできなかったので、溜まっていた家事を順番に片づけていった。

洗濯をし、掃除をし、肉じゃがを作り、宅急便を受け取り、ゴミを捨てに行った。
騒々しい午前中が終わると、いつもの静かな休日が戻ってきた。

レオもようやく落ち着いたようで、日向で眠りだした。


IMG_1456_convert_20121104125121.jpg

IMG_1468_convert_20121104124942.jpg


悪いことは、突然やって来る。 それは誰にも防げない。
そして、やっかいなことに、それは常に我々のそばにある。

でも、だからと言って、それを悲観することはない。
陽の光はこんなにも明るく、暖かいのだ。 

何があろうと、この仔にだけは迷惑をかけないようにせねば、と寝顔を見ながら思った。



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まとめ【何も心配しなくていい】 from まっとめBLOG速報

金曜日の夜、父が血を吐いて入院した、という留守電が入っていた。びっくりして折り返しかけると、木曜日
  • 2012/11/13 12:34

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Comment

ひろ

リアノンさん、こんばんは!
お父様、重大な病気でなくてよかったです。早くよくなるといいですね。
わたしは身寄りがないので、自分にもしものことがあったらネコはどうなるのだろうと考えてしまいます。そういう時には信頼できる方にひきとっていただくよう準備をしようと思ってます。
もしもの時の準備も大事ですが、何よりも寂しい思いをさせないよう、健康で一日でも長くいっしょにいられるよう普段から無茶をしないように気を付けないといけないですね、お互いに。
  • URL
  • 2012/11/04 18:21
  • Edit

リアノン

ひろさん、こんばんは。

どうもありがとうございます。 日に日に良くなってなっているそうです。

仰る通り、日頃から節制して、元気な毎日を送りたいですね。

いくらこの仔の生活環境を維持できたとしても、私と一緒に暮らせなければ意味がない、
と思ってくれていることを期待したいです。


  • URL
  • 2012/11/04 23:29

カバ丸1号

お父様・・ビックリされたでしょうね・・
お大事に・・そして、早く治ったら良いですね。

私・・ちいちゃんの最後は見届けられると思います・・多分・・
でも・・その後はペットは・・無理かな・・
自分が、年取って、高齢のペットの世話が出来るかどうか自身がないから・・
明日の事は誰もわからないけど・・
元気で過せるよう・・願うしかないかな・・
  • URL
  • 2012/11/04 23:37

リアノン

カバ丸1号さん、こんばんは。

どうもありがとうございます。 
今日から食事解禁(重湯や流動食ですが)だそうです。

いつまで猫と暮らせるか、今の仔、次の仔、その次の仔・・・・
考えますよね。 こういうこと。

私は、頑張って、レオが天寿をまっとうしてくれるまで、元気でいようと思います。
何があってもこの仔の生活は保障するつもりですが、そのそばにはやはり私がいなければ
いけないですよね、この仔のためにも、私のためにも。

  • URL
  • 2012/11/06 22:16

ミシェル

リアノンさん、こんばんは。

さぁちゃんはいつも、
不安なことが2つあるそうです。
1つは、ボクを残してさぁちゃんに何かあった時のこと。
1つは、ボクがさぁちゃんを残して消えてしまったときのこと。

さぁちゃんが独りになったならば、
それはそれで、さぁちゃんが頑張れば生きられるんですって。
でも、ボクだけが残った場合、
誰がボクやまいほーむのことを、
真剣に考えてくれるのだろうかと考えると、
心配と悲しさが溢れるものだと、
さぁちゃんが教えてくれました。

2人の生活をするには、
先々を見通して、準備をしなければいけないみたいです。

限りある日々で、
いつか必ず訪れる別離について、
考えなくてはいけないし、
でも考えずにいられるならば、
ずっとそうであって欲しいと、
さぁちゃんがぽつりと言っていました。
  • URL
  • 2012/11/08 23:32

リアノン

ミシェルくん、こんにちはー。

万が一、ミシェルくんが天涯孤独の身になって、どこにも行くところが
なくなってしまって、チョーヤバい、なんてことになってしまったら、
その時は、うちにいらして下さい。 ミシェルくんさえ、宜しければ。

こちらは仙台ほどいい気候ではないし、空気もきれいではないですが、
今日みたいに晴れた日には、西の方角に富士山の頭がきれいに見えたりします。

うちにはやんちゃ坊主がいますが、案外いいやつなので、退屈はしないんじゃ
ないかなー、って思います。

別れは必ずやってきて、そして、それはそんなに遠くの未来、って訳でもないです。

私は、別れるその瞬間は一緒にいたい、と思います。
離れた状態で、そのまま会えなくなる、というのが一番嫌です。
お互いに見つめ合いながら、であれば、まだ救いがある、と思えます。

でも、これからのことは、わからないことだらけ。
覚悟する準備だけはしておこう、といつも思っています。

  • URL
  • 2012/11/10 10:58

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プロフィール

リアノン

Author:リアノン
独身男の一人暮らし。

猫と暮らしたくて、一人で寂しい思いをしている子を、と思い里親募集に申し込んだら、一方的に断られた。

一人暮らしの男に猫と暮らす資格はあるのか? 

これが、このブログのテーマです。

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