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会いに来てくれる人

金曜の夜、レオに会いたいと言って、妹が泊まりに来た。

久し振りに会うからか熱烈大歓迎で、わあー、今日はこんなに触らせてくれるのー、
と彼女は大喜びしていた。

こやつの問題点は、うちに来るのに手土産を持ってくるでもなく、掃除を手伝う
でもなく、ただ散らかして洗濯物を増やして帰っていく、というところにある。
本当にレオとただ遊んで、帰っていく。

Twitterに写真載せてもいい?、とか言って写真を撮ったり、よーし、今日は
夜通しで遊んじゃうぞー、とかなんとか言って張り切ってるのを聴いて、
俺はあきれて、早々と寝た。

翌日、彼女が帰って、夕方にスーパーへ食材を買いに行った。
その帰りに、道端に野良猫がうずくまっていた。
立ち止まって見てみると、道に置かれたカリカリを一生懸命食べていた。

成猫だが身体つきの小さな仔で、薄く淡いサビ色の毛並みが綺麗だった。
俺の姿を見てビクッ、としたが、それでもこちらの顔を見ながらも、
カリカリを1粒ずつ丁寧に食べていた。

それ以上近づくと逃げてしまいそうだったので、静かにその場を離れた。
少し離れた所で振り返ると、その仔はまだ食べていた。

誰かがこの仔のためにカリカリを道端に置いた。 きっと、猫を飼っている人だろう。
野良猫に餌をやってはいけない、という人は多い。
そんなことをすると、野良猫が増えてしまうからだ、という。

本当にそうなんだろうか?
増えて困るのは、人間の勝手な都合じゃないか。

今日は空腹に泣きながら眠らずにすむね。 よかったね。
俺は、単純にそう思った。 そう思うのは、間違っているのだろうか。

レオは、幸せだ。
会いたい、と言って会いに来てくれる人がいる。

昨日出会ったあの仔にも、小さな幸せがあって何が悪いのか、と思う。

カリカリの置かれた場所の向かいは、小さなキリスト教の教会だった。
俺は都合のいい時にしか神様を思い出さない不届き者だけど、遠ざかる十字架を
後ろ歩きに見ながら、どうかその仔を幸せにしてあげて下さい、と祈った。



IMG_0748_convert_20120520140059.jpg
               【 下から見上げると何気に神々しいお姿 】


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ミシェル

さぁちゃんがうるうるしていたので、
びっくりしてどうしたんですかーってかけつけましたら、
リアノンさんの言葉に、
涙が出たんだよって言っていました。

さぁちゃんが泣いていると、はらはらしてしまいます。
でも、涙にはいろんな種類があって、
心配しないでよい涙らしいです。

さぁちゃんもずーっと前に住んでいたアパートに、
とてもきれいで、とてもやせ細った三毛ネコさんが、
ふらりと来たことがあったそうです。
懐っこくて、でも管理していたヒトに怒られて、
ごはんをあげられなくって、
せめてものってことで、ずっとなでなでしてあげていたそうです。
気がついたら、いつの間にかそのネコさんは、
ぷくぷく太っていたみたいですけどね。
きっと、たくさんのヒトが、
そのネコさんにごはんをあげたんでしょうね。

そうやって、一緒に暮らしたってよいじゃないって、
さぁちゃんは思っているそうです。
そもそも、虐げるのはヒトの都合だけなんだからって。

余談ですが、
今日、ペットショップをのぞいたら、
とても愛らしく、きれいなソマリさんが2匹いたそうです。
なんて美しい種類のネコさんだろうって思いながら、
レオさんの笑顔にはかなわないわって、
自然と思っていたことに、
さぁちゃんはうふふって笑ってしまったそうです。
  • URL
  • 2012/05/20 22:14

リアノン

ミシェルくん、こんばんはー。

今日、夕方の同じ時間に、気になってその場所に行ってみたけど、
その仔はいませんでした。 カリカリも無かった。
しばらく近くに腰を下ろして待ってみたけど、現れませんでした。

今日は何か食べれたかなあ、って思って、悲しくなりました。

ただ、幸いなことに痩せてはなかったので、誰かしらから何か貰っているのかなあ、と
思えるのが救いでした。

さぁちゃんも、アパートの三毛猫さんに心を痛めたことがあったんですね。
さぁちゃんがミシェルくんを大事に思うのは、ただ、ミシェルくんがかわいいから
だけじゃなく、そういうことの積み重ねがあるからかもしれませんね。

ペットショップの猫さんたちは、とてもきれいにしてもらってますから、
毛もフワフワで、どの子も本当にかわいいですよね。

私はそれを見るたびに、いつもこう思うんです。

もっと可愛くなれ、もっと愛らしくなれ。
そしたら、はやく気に入ってもらえて、新しいおうちにいけるから。
そうすれば、夜、一人ぼっちで寂しくお店のケージで眠らなくても済むんだよ。

そうすれば、今のレオのように、おだやかな顔の仔になれますよね。
  • URL
  • 2012/05/20 22:50

coonumber1

 こんばんは
 こんなニャンコをよく見かけます。そして、こういう猫たちが迷惑だという人の話も耳に入ってきます。
 でも、わたしはノラ猫という身分が認められなくては、結局人間自身も生きにくい世の中なのだと思っています。
 ノラ猫?いいじゃないですか~ご飯あげて寝るところを庭先にでも提供して、みんな一緒に幸せになれば。

 すべて人間仕様になった社会ですが、よ~く見ると人間が機械に振り回された非人間化の進んだ社会です。その事にまだ気づかないでノラ猫排除…私には今や、人間自身が排除されているのだと思えてなりません。

 うちの庭にどこの子かわからない、もしかしたらノラかもしれない子たちがかわるがわるやって来ては日向ぼっこして、カリカリかじってお水も飲んで…そしてうちの連中がお外にいる子を恨めしそうに眺めているのをカラかって帰って行きます。

 本当は猫たちはお外に出られて、泥んこで足を汚して生きて行くものなんだろうと思えるのですけどね。

 だから私はそんな子を見つけた時には、ご飯をあげます。
文句言われたら、家に連れて帰ってご飯を食べてもらいます。
 そして、ここにいたいというならば出来る限りのことをしてやりたい…そう思いながら猫と過ごしてきました。

 昔はこんな意地の悪い社会ではなく、みんな寄り添って生きてたのにな…
先日、ツバメの巣がたたき落とされていました。もう完成間近だったのに…。
衛生環境がどうだのとワンコのお散歩もままならない時代になってしまったけれど、私なんか生まれた時からベビーベットにニャンコと一緒…それでもそれなりに生きている。なんか世知辛くていたたまれなくなることがありますね。

 私はリアノンさん、正しいと思いますよ。

長文失礼いたしました…
  • URL
  • 2012/05/21 01:00

モモの親


人間の勝手な思考で増えては困るとかそれは
ただ単に人間が勝手に決めてるだけの事なんですよね。
1匹でも多くの猫達が幸せに暮らしていてほしいですね。
  • URL
  • 2012/05/25 21:55

kakobox

妹さんが会いに来て、レオ君に触れて遊べるって、いいですね~。
わがしろちゃんは、外の人には一切懐かない子なので、そういう人を確保する必要性をすごく感じています。
いざというときのために…。

キリリとしたレオ君、カッコイイですねえ。
子供っぽいお顔をしたり、キリリと男前だったり、愛され恵まれている猫ちゃんだからこその姿ですね。

野良猫さんのお話、なんだか目の奥がジーンとしました。
しろちゃんは、元野良猫さんだったので、野良猫さんの、特にご飯を食べていることなどを見聞きすると、胸が詰まるような気持ちになってしまうんです。

一生懸命、ひつ物ずつカリカリを食べる子、カリカリをその場に置いた人、目に触れないようにしながらの、密かなだけど暖かい関係がそこにはあるのですよね。
隠れてやらなければならない都市部の現状が、とってもおかしいですね。
「野良猫に餌やりをしてはいけない」の看板の類は、動物保護法によれば、厳密には違法なのですよね。
私有地以外では違法なことに相当するらしいです。

もしも野良猫に餌をやって、それを咎められたら、「では、この猫に死んでしまえと?」と、相手に問いなおせばいいのだそうです。
「=死んでしまえ」の主旨を含む答えを得たら、それは動物虐待法のほうが適用になって、応えた相手を警察に突き出すこともできるらしいです。

なのに、野良猫に餌をやると、その時点で所有権の一端を担ったことになるのも行政の条例の悪法。
だから、一歩ひいてしまう猫好きさんもたくさんいて、猫好きさんに、一歩ひかれたことによる飢えた猫さんが増えることになり、ゴミを漁るという迷惑行為に発展するんですよね。
それも見過ごせない人は、闇に隠れて餌を与えることになるという悪循環。

「今日は空腹に泣きながら眠らずにすむね。 よかったね。
俺は、単純にそう思った。 そう思うのは、間違っているのだろうか。」
↑ リアノンさんのその単純さこそが、人の優しさでしょう。
みんな優しくしたいのに、複雑な野良猫問題の中で、命に対する優しさが発揮できない…悲しいことですね。

聞いたエピソードですが、某所で野良猫に餌をあげ続けるおじいさんに、近所の方がクレームを言ったそうです。
そのおじいさん曰く、「飢えるということが、どれほど苦しいものなのか、あなた達は知っているのか!」と…。

時には原点に帰って、のんびり暮らすしろちゃんをシミジミと眺めます。
野良猫さんにとって、家猫さんになることは、宝くじに当たるような稀なことであってほしくないと思います。
リアノンさんが当初はじかれた里親さんになる間口の狭さも、そこに加担してなくはないですね。
また長々と失礼しました。


リアノン

coonumber1さん、こんにちは。

公衆衛生の本当の意味もわからず犬の散歩を糾弾したりするのは、
本当にバカなんだな、と思います。

東北のがれきの受け入れにヒステリックに反対する各都道府県の市民たち、
学校で教師に責任の全てをなすりつける親。

もはや、手の施しようがありません。

何千年も前から、人は犬や猫と寄り添って生きてきました。
そういう良識のある人たちの割合が増えてくれることを願ってやみません。
  • URL
  • 2012/05/26 13:57

リアノン

モモの親さん、こんにちは。

人間の自分のことしか考えない発想には、本当に嫌気がさすことがあります。

私が社会に出て一番驚いたのは、常識や良識のある人は少ないんだな、という
ことでした。 そういう中で、人も猫も、幸せに生きるのは難しいことです。
  • URL
  • 2012/05/26 14:04

リアノン

kakoboxさん、こんにちは。

法律ですべてにイチイチ線を引いておかなければ満足に生活もできない、
本当に情けないことです。

日本のようにほとんどの人が義務教育を受け、そのうちの多くが延長教育も受け、
識字率も高く、失業率も比較的低い社会に出て働いているにも関わらず、
人々の内面がきちんと成熟できていないのは、なぜなんでしょうか。

野良猫問題、というのは、人間問題、ということです。

そろそろ、本当の問題への議論が必要な時期が来ているのだと思います。


  • URL
  • 2012/05/26 14:40

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プロフィール

リアノン

Author:リアノン
独身男の一人暮らし。

猫と暮らしたくて、一人で寂しい思いをしている子を、と思い里親募集に申し込んだら、一方的に断られた。

一人暮らしの男に猫と暮らす資格はあるのか? 

これが、このブログのテーマです。

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