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おいしいご飯をめざして ~最終編~

先週末、中学時代の同窓会があった。 数十年振りに会う、懐かしい顔。
みんな年相応の外見に変わっていたが、話し方や雰囲気は当時のままで、
それが嬉しかった。 初めはみんな遠慮がちにぽつりぽつりと話をして、
沈黙の間ができたりもしたが、すぐに打ち解けて、大いに語り、痛飲した。

午後5時から始まって、俺が家に帰ってきたのは午前1時を過ぎていた。
何杯酒を飲んだのか覚えていないくらい飲みまくり、久しぶりに酩酊してしまった。
覚束ない足取りで帰ってくると、レオがいつになく大きな激しい声で鳴き出した。
朦朧とする意識の中で、「何か大きい声だなあ」などと思いながらもレオの食事の
用意をして、遅くなってごめんねえ、と言いながら台に乗せて、その横にいつも通り
横たわったとたん、そのまま寝込んでしまった。

目が覚めると午前3時を過ぎていた。 台の上を見ると、食事はまるまる残っていた。
Tシャツにジーンズ姿のまま眠ってしまったので、身体が冷え切ってしまっていた。
起き上がって見渡すと、レオは少し離れたところからじっとこちらを見ていた。


IMG_0373_convert_20111203174548.jpg
                   【よそよそしい顔】

まだ酔いが残っていたので、俺はそのまま寝室へ行き、ベッドに倒れこんでしまった。

朝起きてリビングに行ってみると、食事はそのまま残っていた。 食べなかったのだ。
もう一度作り直して台に乗せると、近寄って来て少し口をつけただけで、プイっと向こうへ
行ってしまった。 おかしいなあ、と思っておやつ用のシーバを掌にのせて差し出すと、
ポリポリと食べたが、しばらくするとホットカーペットの上に全部もどしてしまった。
レオは、吐くときはいつもなぜか敷物の上にわざわざ吐いてしまう。
そして、用をたしに行き、跡を見ると便が柔らかかった。

いつもと様子が違う俺を見て、怯えて警戒したのだろう。
帰りが遅くなることはよくあることだが、午前さまになるのはさすがに滅多になく、
大きな声で鳴いていたのは抗議と不満だったのだ。
こんなことでストレスがかかり、調子が悪くなってしまうくらい神経質なのだ。

使用されている材料にこだわり、商品ブランドにこだわり、いろいろ試行錯誤するのも
大事だろう。 でも、猫にとって最も大事なことは、いつもの食器、いつものテーブル、
いつもの場所、いつもの時間、そしていつもの信頼する同居人。
それらが揃ったご飯が一番おいしいのだ。 
いつものあたりまえの食事の風景。 きっと、それが一番なのだ。




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ソノフユ

こんばんは☆

またまた痛感させられた記事です。
いつもの当たり前の食事の風景----。
私が動物病院でもらった猫の手引き書(といっても1ペーパーのもの)
にも、『猫には誕生日とかクリスマスといった特別な日は必要
ありません。毎日同じ、毎日決まったごく普通の日常を好みます。」
と書いてあります。

1番大切なことですね。。。。


リアノン

コメントありがとうございます。

あたりまえ、で居続けることはなかなか難しいですね。
それなりの気遣いというか努力というか、そういうものが必要かもしれません。

まあ、あまり硬く考えずに、のんびりやろうと思います。
同居人のリラックスが、レオにもいい影を与えられると思います。
  • URL
  • 2011/12/04 11:49

あおい

こんばんは。

このシリーズ、こういうしめかたになるとは。
リアノンさんが同窓会をとても楽しんだという雰囲気も伝わってきますし、レオくんが本気で拗ねてつれない様子もよくわかります。

おっしゃるとおり、「いつも」のことを守る、続ける、というのは難しいことですね。
いろんなことを考えながらも、結局はそこに行き着きつくんでしょうね。
考えさせられました。

しかしレオくんは本当に人間味(?)溢れる、豊かな感情の持ち主ですね。リアノンさんとの関係性には憧れてしまいます。男同士だからなんでしょうか。

リアノンさんのご飯への考察、とても勉強になりました。
また違う分野での考察シリーズ、楽しみにしています。

リアノン

コメント頂き、ありがとうございます。

う~ん、私もこういう締め方になるとは、思いませんでした。 我ながら予想外です。
この前の記事を書いたときは、もうちょっと違う内容を考えていたような気がするのですが、
忘れてしまったんですよ・・・

泥酔してた時は、いつものように撫でてやることもせずに、とにかく早く晩御飯をあげなきゃ、
とそればかり考えていたんですが、それは間違っていたんです。
やはり、やさしく撫でてやるべきだったんです。
大きな声で鳴いていたのは、それを求めてたんだと思います。

あおいさんとさらさんも、お互いに想いあっている様子がよく伝わってきますよ。
シャム種は、昔に比べて数が減ってきてますね。
私が子供の頃は、洋猫といえば、シャム猫だったのに。
さらさんは、女の子らしい華奢な体つきとやさしい顔立ちで、写真を見るのがいつも楽しみです。
  • URL
  • 2011/12/11 22:18

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プロフィール

リアノン

Author:リアノン
独身男の一人暮らし。

猫と暮らしたくて、一人で寂しい思いをしている子を、と思い里親募集に申し込んだら、一方的に断られた。

一人暮らしの男に猫と暮らす資格はあるのか? 

これが、このブログのテーマです。

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