スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

側溝のホットスポットと、生涯累積100ミリシーベルト

関東地域のあちこちで放射線のホットスポットが見つかっている。
原発事故との因果関係がよくわからない中で不安を煽る報道は行われているが、
その中で気になるのは、都会の側溝にホットスポットが比較的多いという内容だ。
風や雨水に運ばれた放射性物質が側溝の落ち葉の下などに滞留するという。

そして、今週、食品安全委員会が人の内部被爆に関して、生涯の累積で
100ミリシーベルトを超えると健康への深刻な影響が現れるという報告書を纏めた。

秋から冬にかけて、都会に住む野良猫は人や車の脅威から逃れるため、
また冷たい風から逃れて暖をとるため、道端の側溝に隠れることが多い。
側溝の上にコンクリートの板が置かれている箇所が多いので、歩いている人の多くは
そのことには気が付いていないだろうけど。

道の真ん中にいる猫が歩いてくる俺に気づいて慌てて側溝に飛び込む。
そこを通り過ぎて、立ち止まって振り返ると、その仔は側溝から顔だけ出して
こちらを見ている。 寒い季節になると、そんなことが時々ある。
ああ、風が当たらず空気が淀んでいるので暖かいんだろうな、と思いながら
今まではそのまま歩いていた。

でも、今年の冬は違うことを考えるだろう。
大丈夫かな、ここはホットスポットじゃなければいいんだけどな、と。

空腹に耐えられなくなった野良猫の中には、落ち葉や小石を食べてしまう仔もいるという。
きっと、そういう仔はもともとは飼われていて捨てられてしまった仔だろう。
それまではきちんと食事を与えられていて、飢餓に襲われるということを知らなかった仔。

人が100ミリシーベルトなら、猫はどれくらいなんだろう。
放射性物質がまき散らされたことが判明したとき、
「ただちに健康に影響がでることはありません」と官房長官は言った。
じゃあ、人よりはるかに身体が小さく、6倍の体内時間が流れる猫の場合は?

近い将来、東日本のどこかで、野良猫の数が減ったという話が聞かれるように
なるかもしれない。 その時、人間は思い知るだろう、未来の自分の姿に。


福島県に住みながら幼い我が子の将来を想って泣きながらインタビューに答える母親、
震災直後の避難所の屋外で炊き出しのおにぎりを食べていた子供達の内部被爆を
涙ながらに国会で首相に訴える福島県選出の女性議員。 みんな泣いていた。

物言わぬ猫のために泣いてくれる人はいるだろうか。
落ち葉に溜まった朝露や側溝の雨水で喉の渇きを潤す彼らのために。




IMG_0102_convert_20111029121302.jpg


スポンサーサイト

Pagination

Trackback

Trackback URL

http://quatour.blog.fc2.com/tb.php/23-db38c057

Comment

Post Your Comment

コメント登録フォーム
公開設定

Utility

プロフィール

リアノン

Author:リアノン
独身男の一人暮らし。

猫と暮らしたくて、一人で寂しい思いをしている子を、と思い里親募集に申し込んだら、一方的に断られた。

一人暮らしの男に猫と暮らす資格はあるのか? 

これが、このブログのテーマです。

フリーエリア

アクセスカウンター

フリーエリア

検索フォーム

QRコード

QR

ブロとも申請フォーム

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。