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悲しい顔

2か月に1度くらいの割合で、駅前の広場で里親探しをやっているのを
見かけるようになった。
どうもいつも同じ人がこじんまりとやっているようで、
個人ボランティアなのかもしれない。

薄汚れた、まるで小鳥を飼う時に使うような小さなケージが3~4個並べてあり、
その中に成猫が静かに腹這いになって、所在なさそうにしている。
その傍に置かれた段ボール紙や厚紙に何か文字が書いてある。

この駅前はいつもなにかしら露店が出てたり(女子高生がしゃがんでアクセサリーを
手にとっていたりする)、路上パフォーマンスをやっていたりとなかなか賑やかで、
また、地元の人たちもとても寛容にこういうのを受け入れている、とてもいい街だ。

もちろん里親探しなのだとわかっているのだが、これがどうにも気まずいのだ。
ケージの前にはいつも数人の人が立っていて、猫を見ている。 周りは人通りも多い。
そんな中で、猫はじっと目をつぶっているのだが、その様子が俺を悲しくさせる。

里親を探すということは、とてもいいことだ。 こんなことができるのは、人間だけだ。
偽善だとか、自己満足だとか、そういうことを言う人もいるようだが、
それは間違っていると思う。

でも、ケージの中の猫は、自分の運命をどこかあきらめたような感じなのだ。
周りにいる人間や街の様子に興味を示すわけでもなく、じっと目を閉じたままだ。
今までいいことなんて何もなかったし、これからもきっとないよ、もういいんだ、
そう言っているみたいだった。
なんでこんなことになるんだろう。

うちに帰ると、俺はレオに向かって言う。
「今日、かわいそうな仔を見たよ。 かわいそうで、見てられなかった。」
レオはそういう時、俺の顔をじっと見つめる。
きっと、悲しそうな顔をしているからだろう。


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Comment

あおい

里親探しの人たちが連れている猫たちは、狭いケージの中にじっとうずくまっている子が多いですよね。
確かに悲しそうというか、諦め顔というか、なんで僕はここにいるんだろう?という顔をしているように見えます。

見かけるたびに、なんとかしてあげられればなあ、と思いつつその場を立ち去るのは、辛いものです。

しかしいつも写真のレオくんは名前の通り凛々しいお顔ですよね。
この、何かを憂いているような表情はなんともいえません。
それと、レオくんが乗っているオーディオも素敵ですね。レオくんの毛色と同じで似合っていて羨ましい限りです。

リアノン

コメントありがとうございます。

猫にとって一番悲しいのは、空腹や寒さ、病気ではなく、かわいがってくれる
人がいないことなんだろうな、と思います。

すべての猫にそういう人がいればいい、と思いますよ。

レオが乗っているのは、英国のタンノイという老舗メーカーの古いスピーカーです。
もう20年以上愛用しています。
まあ、レオにしてみれば、ただの乗っかるのにちょうどいい台にすぎませんが・・・
  • URL
  • 2011/11/03 17:24

ソノフユ

とっても胸が締め付けられますね・・・・
自分のブログの能天気さが恥ずかしいです。

我が家は4匹猫が居りますが皆ペットショップから迎えました。
いずれ猫をまた新たに迎えるとしたらその時はショップからではなく
里親募集の仔を迎えたいと思います。
  • URL
  • 2011/11/07 01:54

リアノン

コメントありがとうございます。

かわいそうな仔がいることをいつも忘れないようにしたいですよね。

そのために、このブログが少しでも役に立てたらいいな、と思っています。

お互いがんばりましょう。
  • URL
  • 2011/11/07 23:07

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プロフィール

リアノン

Author:リアノン
独身男の一人暮らし。

猫と暮らしたくて、一人で寂しい思いをしている子を、と思い里親募集に申し込んだら、一方的に断られた。

一人暮らしの男に猫と暮らす資格はあるのか? 

これが、このブログのテーマです。

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