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初めての動物病院

生後6か月が経った頃、レオの去勢手術をした。

5か月を過ぎた頃から、俺の腕の上でマウンティングの真似事をするようになった。
真冬でセーターを着ていたため、猫の背中に見えたのかもしれない。

いろいろ調べると、手術に適した時期というのは諸説あるようだった。
生後6か月以降で体重が2Kgを超えた頃、というのが最も多い意見のようだったが、
アメリカの獣医師はもっと小さい頃に行うらしい。

レオのそのころの体重は1.8Kgだった。 当時は気が付かなかったのだが、
ペットショップにいる仔は身体を小さく保つために、食事をたくさん与えることを
しないようだった。 だから、当時の写真を見ると、「ウナギイヌか?」と
ツッコみたくなるくらい痩せている。


DSC02584.jpg


近所の動物病院を調べてみると、5~6軒もあることがわかった。
それだけペットを飼っている人が多いということなんだろう。
1番近いところは家から歩いて5分もかからないところにあることがわかったので、
こちらでお世話になることにした。

優しいベテランの女医の先生で、「きれいな仔ねぇ~」と言ってくれた。

その日は念のため1泊することになったので、何か月振りかの1人の夜となった。
家の中はガランとして、自分の家ではないような感じだった。

深夜の間接照明の中に浮かぶキャットタワーは異形の建造物のようで、
それは夜のバルセロナの街角でみた、ガウディの設計したマンションを思い出させた。

ヨーロッパの街灯は日本の白色灯とは違いオレンジ色の光を放つものが多いので、
どの街も夜はセピア色に染まるが、その光の中で見るガウディの意匠は
異界の印象を強烈に放っていた。 

猫のいないリビングルームに屹立するキャットタワーは、その存在理由を失い、
いびつな形へと自ら奇形しているかのように見えた。

翌日は仕事を休み、昼過ぎにレオを迎えに行った。
別に会社の帰りに立ち寄ればよかったし、簡単な手術なのはわかっていたけど、
心配だったのだ。 朝から落ち着かなかった。
空のキャリーバックは心細くなるほど軽くて、病院に向かう足取りも
自然と急ぎ足になった。
でも、そんなこちらの気持ちをよそに、レオは元気だった。 
朝はカリカリを20粒ほど食べたとのことだった。

他の病院のHPではしゃれた感じの建物外観や待合室、立派な設備の誇らしげな
写真がたくさん紹介されていたが、この病院は質素でこじんまりとしていた。
先生はこの仔を大勢の患畜の中の1匹としてではなく、「レオ」として扱ってくれた。
帰り際も名残惜しそうに建物の外まで出て、見送ってくれた。
この先生にうちのホームドクターになってもらおう、と思った。


DSC02586.jpg
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Comment

アイ

こんばんは。
レオくん、細くて毛皮がピカピカで美しいですね。
手術のお話も拝見出来、我が家の子の時はどうだったかなと記憶を辿りました。

美しいといえば、リアノンさんの文章です。
キャットタワーをそうして見つめることなど今までになく、
はっとさせられました。
まだまだこの目で実際に見たものの数などたかが知れていますが、
それでも、情景がやさしく広がっていくようでした。

私の稚拙な文章のコメントを
読んで頂くのに恥ずかしくないよう、何度も読み返しました。
記事を見るのにもとても緊張します。

これからの記事、レオくんの写真も楽しみにしています。

リアノン

コメントありがとうございます。

細いのは子供のころだけで、今は立派にぽっこり腹となっています。
でも、食べたいように食べ、遊びたいように遊べばいい、と思っています。

堅苦しい文章で申し訳ないとは思うのですが、こういう書き方しか
自分にはどうもできないようです。

★Angel Book はずいぶん以前から拝読させて頂いております。
私には多頭飼いはできそうにないので、うらやましいです。
これからも楽しく読ませて頂きます。

週末しか更新できないと思いますが、
今後ともよろしくお願い致します。
  • URL
  • 2011/09/04 01:20

のちく

履歴からお邪魔致しました。
男性らしいすっきりした記事で楽しく拝読させていただきました。
レオ君をお迎えするまでの事、とても考えさせられますね。
アビシニアンはとても賢く愛情深い猫種です、きっとリアノンさんの気持ちをしっかり理解しているんでしょうね。読んでいると相思相愛な毎日がわかります。

ご迷惑じゃなければまたお邪魔させて下さいませ。
  • URL
  • 2011/09/07 11:14

ruki3

はじめまして。
水を溢したレオくんが、タオルを運んできた記事を読んで、あまりのいじらしさに胸が痛くなりました。
タオルを運んできたということにとんでもなく驚きですが、罪悪感で隠れていたのには泣けます。うちの猫は数分も経てば、「しまった!」という気持ちはなくなってしまうようで、平気で寄ってくるのに。
それでもうちの猫もレオくんほど賢くはありませんが、やはりときどきなんともいじらしいことをしてくれ、たまらない気持ちになります。
これからもレオくんの記事楽しみにしています。

リアノンさんの文章、とても読みやすいです。
小説で主人公の心情を書いている部分のようで、引き込まれます。
私のブログとは大違いです。
  • URL
  • 2011/09/10 09:31
  • Edit

リアノン

コメントありがとうございます。

「とても賢く愛情深い」というのは、とてもいい表現ですね。
生き物にとって、最高の賛辞です。

今後ともよろしくお願い致します。
  • URL
  • 2011/09/10 13:32

リアノン

コメントいただきまして、どうもありがとうございます。

こちらが怒る気なんかないのに、叱られると思って隠れたりされると、
なんとも切ない気持ちになります。

ruki3さん宅の猫さんも、きっとruki3さんを慕っていじらしい行為を
されるんだと思います。 猫というのは、なんと不思議な生き物だろう、と思います。

私には多頭飼いができそうにないので、ブログを拝見して羨ましく思いました。
それにしても、みぃみぃさんは美形ですねぇ。 

  • URL
  • 2011/09/10 13:53

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プロフィール

リアノン

Author:リアノン
独身男の一人暮らし。

猫と暮らしたくて、一人で寂しい思いをしている子を、と思い里親募集に申し込んだら、一方的に断られた。

一人暮らしの男に猫と暮らす資格はあるのか? 

これが、このブログのテーマです。

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