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何もない一週間

今日のブログは、何も書くことがない。
でも、何も書くことがない、というのは本来おかしい。

現に、月曜から金曜まで、毎朝満員電車に乗って会社に行った。 不快な満員電車に耐えられる
のは、電車の中で音楽を聴いているからだ。 車内で音楽を聴くのは感心しないという意見も
あるだろうが、殺人的に混むことで有名なこの路線の朝の通勤電車の中では誰一人新聞や本を
読める者はいない。 あらぬ痴漢の疑いをかけられても困るし、人ごみの中で自分の足の
置く場所をしっかり確保しなきゃならないから、手はしっかり挙げてつり革の上の方を
握ってなきゃいけない。


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【 冤罪はこわいからね 】

今週の朝はずっと、カラヤン指揮/ベルリン・フィルによるヴェルディの歌劇の序曲集を聴いていた。 
椿姫とか運命の力とかアイーダとか、そういうのだ。 オペラはほとんど聴かないので
よく知らずにこれまできたが、その知らないという自覚が喉に引っかかった魚の小骨のように
ずっと気になっていて、そろそろなんとかせねばと常々考えてはいたのだが、歌劇の世界は
あまりにも広大でどこから手を付けたらいいのかよくわからないので、まずはイタリアから
順番に聴いていくことにしたのだ。


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【 いきなり本丸か 】

でも、このCDは2枚組で19曲も入っている。 代表作だけでそんなにあって、しかも
ヴェルディは他に レクイエムや弦楽四重奏曲まで書いているんだから、どんだけ精力的
だったんだと呆れてしまう。 とりあえず椿姫の序曲が気に入ったからこれから聴いてみるか、
色々調べるとカルロス・クライバーがいいみたいだから、まずはこれを入手せねば、などと
考えていたら一週間が終わっていた。


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【 だからPCの画面ばかりみてたのか 】


という風に、何もないということはなく、自分の中では常にいろんな想念が行ったり来たり
してはいるのだが、 そもそもこういうことは猫ブログに書くべきではないような気がして、
そうすると今週は何も書くことがない、ということになってしまう。

もちろん、こんな浮世離れしたことをのんきに考えていられるのも、レオがいつもそばに
いてくれて精神安定剤になってくれているからだ。 心配された台風も関東には大きな影響も
なく過ぎ去って、今日は1日いい天気で、陽だまりの中でレオは思う存分昼寝を楽しんでいる。



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【 あったかい~ 】

気候も落ち着いて、レオはますます昼寝が気持ちいいみたいだ。 ぐんぐん眠る。


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【 気持ちいい~ 】

俺は何の役にも立たないことに思いを馳せ、レオはひたすら昼寝にいそしむ、そんな何にもない
一週間だった。




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忘れられないルール

猫は、季節ごとに、時期ごとに寝る場所を変える。 うちだけなのかと思っていたが、
いろんなブログでも時々似たような話を読むことがあるので、そういう家猫は多いのかもしれない。

1週間ほど前まで、レオは和室の一番奥の物陰で寝ていた。 去年まではそこで寝ていること
なんてなかったが、今年はいつもより暑さが長引いて、エアコンを入れている時期が長かった
せいだと思う。

で、今週からは、また場所を変えて、タワーの洞穴の中で眠るようになっている。


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なんでこんな狭くて不安定な場所を好んで寝床にするのか、人間にはさっぱり理解できない。
夜中だけならまだしも、日中の昼寝もずっとここに潜っている。
タワーはリビングの窓際に置いてあるのだが、その側にはオーディオのスピーカーやテレビが
あるので、週末の日中はそれらが大きな音をたてる。

昨日は、イギリスから国際便で届いたばかりの古いジャズのレコードを聴いたり、


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安く手に入れたイザベル・ファウストのバッハの無伴奏を聴いたりしたが、洞穴から逃げ出す
こともなく、何度も眼を覚ましながらも、それでも眠り続けていた。


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これで2~3週間すれば、また別の場所を寝床にするようになるのだろう。

これは、きっと猫の本能なのだろう。 眠っている時間が長いネコ科の生き物は、ねぐらを
一か所に定めてしまうと、眠っている間に襲われる可能性が高くなる。 だから、定期的に
ねぐらを変える習性ができたんだろう。

いつも見かけていた野良猫がいつの間にかいなくなるのは、それが関係している場合もきっとある。

ネコ科の生き物はライオンを除いてほとんどが単独生活を送る。 自分の身は自分で守らなければ
ならない。だから、寝床を変えるというルールは、猫にとってはかなり大事なルールなんだろうと
思う。でも、家猫になったらそんなのは忘れてしまえばいいのに、と少し不憫だ。


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【 忘れたくても忘れられないことって、ある 】

猫が1人で静かに佇む姿には、言葉ではうまく言い表せない雰囲気があると思う。
そしてそのことに気付くことができるのは、1人で静かに過ごすのが好きな人が多いのでは
ないだろうか。そんな気がする。

俺が猫に惹かれるのは、そういうところが自分に似ているからなんだと思う。

かわいいだけなら、うさぎやリスやフクロウもかわいいと思うし、もちろん、犬もかわいいと思う。
でも、そういう生き物たちとではなく猫と暮らそうと思うようになったのは、これまでの人生の
中で見てきた猫たちの姿が、いつの間にか自分の姿に重なっていたからなんだと思う。
 


                         IMG_2299_convert_20131020145403.jpg       【 孤独を愛するもの同士 】




営業部長のお仕事とその非情な線引き

生命保険の更新時期が来た、ということで、保険会社の担当者が2人やってきた。

女性の年齢を値踏みするのは下品なことだとは思うが、1人は50代前半、もう1人は30代後半か。
先輩の方が俺の顔を見るなり、お久し振りですぅ、とにこやかに仰るので、はあ?と答えると、
まだご実家にいらっしゃる時にお会いして以来ですぅ、と仰る。 

そう言えば、と遠い記憶を手繰り寄せつつ、でもそれってもう20年以上前のことですよね、
と驚きながら答える。 生保レディーというのは、恐ろしい。


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【 執念だね 】

雑談を交えながら1時間半ほど説明を聞いて更新手続きをしたが、その内容は中々切ないものだった。
これまでと同じ保障内容を受けるには毎月の保険料は大幅にアップすることになる、従って万が一の
時に受け取る保険金を合理的に見直し、病気になった際の手当て内容を最新の商品にして充実させ、
アップする幅を極力抑えるようにする3種類のプランを提案された。 あれやこれやと議論をして、
結局第一候補のプランで更新することにしたが、それでも保険料は1.5倍になった。

やれやれ、俺は確実に死に近づきつつあるのだ。 
ここ数年、事あるごとにそれを思い知らせれることが多く、人はこうやって徐々に自分の死という
ものに慣れていくんだなあ、と他人事のように感心する。


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【 給料は上がらず、支出は増える 】

2人が部屋に入ってくると、来客好きのレオが盛大に出迎える。 
わあ、猫だあ、と後輩の方が大喜びする。 すごい綺麗な猫ですねえ、すごい人懐っこーい、
全然逃げなーい、と感激している。 
我が家の営業部長はこうやっていつもきちんと仕事をこなす。


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【 まあね 】

今週末は、レオに会いたいからと言って、愚妹がやって来た。 
ずうずうしくも、夜通しレオと遊びたいから泊まっていくと言う。 
何もお気遣いなく~、と高級食材で作られた出来合いの夕食を自分の分だけ買ってきて
ムシャムシャ食べて、我が家の冷蔵庫から缶酎ハイを何本も取り出してきてはぐびぐび飲み、
半沢よりリーガルハイ2のほうが絶対面白いのよねぇ~、とクダを巻き始める。 

やれやれ、年は取りたくないものだ。 何というか、品というものが無くなってくる。
テーブルの上に山積みになっていくワインの小さなボトルや潰れた缶酎ハイの空き缶を見ながら、
俺だって上戸彩や新垣結衣のような妹が欲しかったわい、と溜め息をつく。


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【 無理だね、それは 】

酔っぱらってジャバ・ザ・ハットのように身体がドロドロに弛み出した来客にも、
我が家の営業部長はお愛想を忘れない。 きめ細かい接待をこれでもかと繰り出していく。 

レオは触らせてくれるようになったねえ、大人になったわあ、と極めて上機嫌である。 
声もデカければ、態度もデカい。 
こんな風にジャバを手玉に取るなぞ、俺には逆立ちしてもできない芸当である。 
まるで、洞窟の中へ果敢にハン・ソロを助け出しに行ったルーク・スカイウォーカーみたいだ。 
この仔は、立派だ。


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【 フォースと共にあれ 】

映画とは違い、次の日にジャバは退治されることもなく、意気揚々と帰って行った。
俺は散らかった家の中を片付け、溜まった洗濯物を洗濯機に投げ込む。 

しかし、女というのは、なんでこんなにも無闇やたらとタオルをたくさん使うんだろう。 
さっぱり理解できない。

いつものように家の中は静かになり、レオはようやくぐっすり眠りにつく。 

起こしちゃ悪いので、音楽を聴くのは諦めて、読みかけのウンベルト・エーコの長い小説を読んだ。
でも、日が短くなってきたので、外はすぐに暗くなる。 
電球の灯りの下で細かい字を読むのが最近厳しくなってきたので、読むのは諦めて、
早めの夕食をレオと一緒に食べた。 

レオは、俺にだけ営業活動をしない。 食べ終わると、1人でさっさと静かな部屋へ行く。
金にならない仕事はやらないのである。


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【 当たり前でしょ 】



かわいい小さなお見舞い

具合が悪くて朝からベッドで寝ていると、かわいい小さなお見舞いが何度も届く。

朝起きて、なんか身体がおかしいなと思いつつコーヒーをいれて煙草を吸うと、煙草がいつもよりも
不味い。 コーヒーもなんか違う味がする。
身体も全身に違和感があって、こりゃダメだとベッドに横たわる。

眠くはないが何度も寝返りを打っていると、レオが寝室の入り口にやってくる。
不思議そうな顔をして、こちらをじっと見ている。 

具合が悪いからしばらく寝かせてね、と言うと、クルリと踵を返してどこかへ小走りに走っていく。


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【 なにしてるのかなあ、って 】 


ウトウトしていると、トットットッ、という軽やかな音がして、レオがまた寝室の入り口に
やってきて、今度は少し中に入って来て立ち止まる。

うっすら目を開けると、首を長く伸ばしてレオがこちらを見ている。 
目を閉じて様子を伺っていると、しばらくそこに居て、やがて静かに部屋から出ていく。

浅い眠りが少し続き、すぐに目が覚める。 すると、レオが部屋の中にいて、床に横たわっている。
こちらが動くと、身体を起こしてこちらを見る。 

またウトウトしていると、ベッドの上に上がって来て、枕元をウロウロと歩き回る。 
髪に鼻をあてて 匂いを嗅いだり、前脚で頭を触ったり、なにやらゴソゴソしている。 
しばらくその心地いいゴソゴソ感を愉しむ。

やがてベッドから起き上がってキッチンに行き、レオの朝ごはんを作る。
尻尾をピンとあげて、ブルブルッと小刻みに震わせて、キッチンの中をウロウロと歩いている。
用意できたお皿をテーブルに載せて、ムシャムシャ食べ始めるのを見届けてから、
また寝室へ行きベッドに横たわる。

しばらくするとレオは寝室に入って来て、ぺろぺろと舐めた手で顔を何度も洗う。
美味しかった?と訊くと、こちらを見て、また顔を丁寧に洗う。


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【 退屈だし、他にすることもないし 】

眠れないので、寝室のテレビをつけて映画のDVDを観るともなく観る。
ルーパーというブルース・ウィリス出演の近未来のアクションサスペンスもので、筋立てが凝ってて中々面白い。
しかし、ブルース・ウィリスも年をとったな。 
ベッドに横たわって映画を観ている間も、10分置きくらいに小さなお見舞いは続く。

ここにおいで、とベッドをポンポンと叩くと、クルッと踵を返して、トットットッと小走りで
寝室から出ていく。 

本当は、その後を追いかけて来て欲しいんだよな。  以心伝心、手に取るようにわかるぜ。
ただ、今日はちょっとな。 また、今度。

でも、やっぱりお見舞いはその後も続く。
そんなに気になるなら、ベッドに上がって一緒に観ればいいのに。

午後になっても熱は下がらず、身体はだるいままなので、ブログ更新を断念することにする。
その後もダラダラと過ごし、夜は夜でぐっすり眠ったら、翌朝には熱は引いていた。


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【 何往復もしたんだ 】

たくさん届いた、かわいい小さなお見舞い。
早く治ったのは、そのお蔭かもしれないな。




頂いたコメントへのお礼の返信 (パート2)

nkさん、はじめまして。 コメントくださり、どうもありがとうございます。

とてもいい内容のコメントです。 管理人のみの閲覧、とするにはもったいない気がします。
だから、返信は本文のほうで書かせて下さい。
返信の内容は、このブログのテーマに沿うものになると思います。
(もし、お嫌であればコメント欄に移動させますので、またご連絡下さい)

まるさんとの体験は、とても不思議な話です。 まるで、何かの使徒だったかのような。
ご病気をされてそこから回復していくnkさんとまるさんの出会いは、まるでドストエフスキーの
小説のテーマような、何か宗教的な暗示を感じます。

クロちゃんたちのことだって、多くの人が同じような痛みを覚えた経験があるであろうお話です。
そのことで心を痛めておられることは、本当によくわかります。

私は、ここではっきり書きますが、外で暮らす猫にご飯をあげることは悪いことだとは思いません。
猫好きだから、そう言うのではありません。

ここは、野生の森や林やジャングルやサバンナではない。 人間が木を伐り、山を削り、
アスファルトで地面を覆い、ありとあらゆる小動物を駆逐してしまった異様な世界です。
猫が人の手を借りずに生きていけるわけがない。
猫は、この大地の上では生きちゃいけない、とでも言うんでしょうか。

糞尿の問題、と言いますが、猫は排泄にとても神経質な生き物で、トイレを作ってやれば
必ずそこでしかしない生き物です。 だから、野良ネコにもトイレを作ってあげればいいんです。
そうすれば、他所では排泄なんかしなくなります。 

誰もトイレを作ってあげないから、あちこちでするしかないんです。 
で、あちこちでしているように見えますが、実は大抵の場合、野良猫は同じ場所でしているものです。
だから、ある人の家の庭にいつも野良猫が糞尿をして問題になる、ということになるんです。 

人間の家の庭は塀などで囲まれていて、猫にとっては安全な場所だから安心して用が足せる。
猫の生態を知れば、簡単にわかることです。
そして、ご飯をあげるついでに、トイレの掃除をすればいいんです。

人間だって、外でもよおすことはあるでしょう。 だから、公衆トイレというものがあって、
行政がそれを掃除している。 人間と猫、一体何が違うんでしょう?

人の一生には、必ず浮き沈みがあります。 調子のいい時と悪い時がある。
私はここ数年、昔の友達と旧交を温める機会が多いのですが、彼ら・彼女らと話をしていると、
そのことをしみじみと感じます。

ある友達は大学を卒業してから職を転々とすることになってしまい、そのせいで私生活も
色々と浮き沈みがあったようで、詳しくは教えてくれませんでしたが、5年前だったら
Facebookなんかに自分の名前をとても載せられなかったし、同窓会なんてとても行けなかった、
とポツリと言っていました。 彼は私なんかよりも全然まじめで実家も裕福で勉強もよくできた
やつだったので、そういう人生だったということに私は面喰いました。
でも、そういうものなんですね。

そういう調子の悪い時期にだって猫と出会うことはあるはずで、その時にその猫に手を差し伸べる
ことが難しいのは仕方がないだろうと思います。 タイミングが悪いことは、ままあることです。
だから、そのことでご自身を責める必要はないのだと思います。

私も、これまでに何度かひどい時期がありました。
でも何とかそれを乗り越えて、レオと心穏やかに暮らせるようになったんです。

苦手だった猫への意識が変わってきたのは、素敵なことだと思います。
いつの日か、nkさんが猫と一緒に歩いていける日が来るといいなあ、と思います。

今後とも、よろしくお願い致します。

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プロフィール

リアノン

Author:リアノン
独身男の一人暮らし。

猫と暮らしたくて、一人で寂しい思いをしている子を、と思い里親募集に申し込んだら、一方的に断られた。

一人暮らしの男に猫と暮らす資格はあるのか? 

これが、このブログのテーマです。

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