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1週間のうちで、猫が一番かわいくなるのは、何曜日?

問い
 1週間のうちで、猫が一番かわいくなるのは、何曜日?

答え
 それは、月曜日。


月曜日の夜、仕事から家に帰って来ると、レオが跳びついてくる。

ただいまー、と言って家に入ると、レオは本当に喜んで俺の脚にしがみついてくる。
手を洗って、鞄を置きに書斎に行き、和室に行って服を脱ぎ、風呂の準備をし、
と家の中をあちこちと動き廻るその後をレオはついて回り、机の上に飛び上がり、
立ち上がって俺の頭を抱えて髪の中に顔を突っ込んでくる。

夕食後、書斎でPCを触っていると、後ろで「にゃあ」と声がするので見てみると、
レオが廊下にちょこんと座って、じっと見つめている。 もっと遊ぼう、ということだ。
椅子から立ち上がるとダッと駆け出して、キッチンへ行き、俺が追いかけて
くるのをじっと待っている。

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                     【 もっと早く追いかけてきてよ。 】


こうして家中を追いかけっこで何往復もし、仕上げにプロレスをしてやると満足して、
床に寝転んで毛づくろいを始める。

書斎に戻り、作業の続きをしていてしばらくすると、また「にゃあ」と呼ばれる。
振り返ると、かわいいのがちょこんと座っている。

「おいで」というと、机にひらりと飛び乗り、キーボードの上に寝そべって
毛づくろいを始めて、そして眠る。 PCの周りやディスプレイは熱を持って暖かいので、
気持ちいいらしい。 俺はPCを触るのを諦めて、TVを付ける。

月曜日は、いつもより一生懸命甘えてくる。 
顔を見れば、それがよくわかる。 いつもより、物言いたげな表情をしている。
きっと、週末の2日間、普段より長い時間一緒に過ごしたせいで、月曜日の留守番は
いつもより長く、そして寂しく感じるんだろう。

でも、それは人間の側も同じだ。
「いい子にしてるんだよ」と言って頭を撫でて出かける月曜日の朝はとにかく切ない。

だから、帰ってきたら、いつもよりたくさん遊んで、たくさん話かける。
廊下で寝そべっている横を通る時も、必ず声をかけながら撫でてやる。
そういう小さなスキンシップやコミュニケーションが、この仔には
とても大きな意味を持つからだ。
大切に想っているということを、とにかく伝えたい。

月曜日の夜は、いつもこうして過ごす。
雨の日と月曜日はいつも憂鬱、とカーペンターズは歌ったけれど、
人間も猫も、雨の日と月曜日はいつも少し切ない。


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                   【 月曜日はいつもよりたくさん遊んで。 】


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マルサリス、ピアソラ、そして秋の寝場所

関東地方はようやく最高気温が20度台になり、夜風は涼しくなった。
あとは湿度が下がれば、やっと秋を実感できるようになる。

秋の愉しみ方はいろいろある。
紅葉を求めてドライブしてもいいし、秋の味覚を味わいに街に出るのもいい。
夏の暑さが厳しかった分だけ、あれこれ考えるのが楽しくなる。

秋になると、必ず聴きたくなる音楽がある。
ある音楽が特定の風景や季節を喚起するということが、理由はよくわからないが、ある。
この2枚がそうで、他の時期にはまず聴こうとは思わない。

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1枚はウィントン・マルサリス、もう1枚はアストル・ピアソラ。

W・マルサリスはジャズファンにはとにかく評判の悪い人で、その詳細は村上春樹が
エッセイの中で面白く書いているので、内容はそちらに譲る。
俺もこの人のアルバムはどれも退屈で一切聴かないのだが、この「スターダスト」だけは
なぜか秋になるとどうしても聴きたくなる。
これは4ビートではなくウィズ・ストリングスで、Lazy Afternoon や Melancholia
という曲の憂愁が、秋の空気にとてもよく合う。

A・ピアソラはアルゼンチン・タンゴの巨匠で、晩年にはその音楽性がタンゴの枠を
大きく超えて、独特の深みを獲得した。 この「ラ・カモーラ」は最後のスタジオ録音で、
これほど深い佇まいの音楽は他にない。
1度ブエノスアイレスに行って現地のタンゴを聴きたいと思っているが、往復するだけで
5日かかるというので、当分は行けそうにないな。

人間がこうして秋を愉しむ横で、レオも秋の空気を満喫している。


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                        【 涼しくなったから。 】

このベッドはレオのお気に入りで、だからうちには3つ置いてある。
1つはリビング、1つは書斎、そして寝室。 涼しくなると、ここで寝るようになる。 
猫の寝顔はいつ見てもかわいい。
生地の肌触りが良くて、できることなら俺もここに入って一緒に眠りたいくらいだ。

季節の移り変わりに合わせて、眠る場所が一定のルートで変わっていく。

リビングでエアコンが動いている夏は、風が当たらない和室で眠る。
秋になると、寝室や書斎に置かれたこのベッドで眠る。
冬は俺のベッドの中に潜りこんだり、人間用の毛布を床に敷いてやるとそこで眠る。
春になって暖かくなると、また猫用のベッドで眠る。

気持ち良く眠ってもらいたいから、思いつくできる限りのことをしてやるのだが、
人間の思惑通りにはならなくて、空振りすることも多い。
でも、好きな時に、好きな所で眠ってくれれば、別にそれでいい。

先週から、食事を綺麗に残さず食べるようになった。
電子レンジが壊れてしまい、新しいのがやって来るまでの間、温めることができなくて
冷たいご飯が何食か続いたが、それでも綺麗に食べてくれて、嬉しかった。
こんなささいなことが、こんなにも嬉しい。

季節が変わると2人とも気分や行動が変わって、時間が経っていることを実感する。
四季のある美しい国に生まれてよかった。
今年の秋は短いだろうが、レオと一緒に愉しみたいと思う。


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                         【 何して遊ぶ? 】



Never Let Me Go

カズオ・イシグロの最も素晴らしい作品が Never Let Me Go(邦題:私を離さないで)
であることは衆目の一致するところだし、俺もそう思う。

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この小説が映画化されているなんて知らなかったが、ツタヤで見かけて驚いて、
さっそく観てみると、これがなかなか見事な映画だった。

小説と比べるといろんな点で物足りないが、それは言ってもしかたがない。
小説でしか表現できないことがあるから、人は小説を書くのだ。
この映画には、原作の小説にはないものがある。
それは、このキャリー・マリガンの表情だ。 彼女は将来、きっと大女優になる。

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この話は、まず小説を先に読むほうがいい。

この小説には驚きの大どんでん返しが用意されているので、
内容については一切言えない。 何の予備知識もなく読むのが一番いい。
読み終わった後、心に残る感情の整理をつけるのがきっと難しいと思うが、
それまでの「とても上手いが、ちょっと退屈」な作家だったイシグロが、
そのイメージを大きく変えることになった作品だ。

Never Let me Go と言えば、古いジャズのスタンダードがあって、有名なところでは
ビル・エヴァンスやキース・ジャレットも録音している。
だから、この本を読んでいる間は、ずっとこの曲が頭の中で流れていて、
それ以来どこかでこの曲がかかっているのを聴くと、この小説を想い出すようになった。

 あなたがもしいなくなったら、私は途方に暮れてしまう
 あなたなしでは、1日が1,000時間に思えてしまうほど
 私を離さないで
 私を離さないで


という、古い歌にはよくあるロマンティックな歌詞だが、1人と1頭の関係は
まるでこの歌の歌詞のようだ。

レオは、休日の昼間は寝室のベッドの上で寝ている。
そして夕方になって陽が傾くころになると、甘えた声で鳴きながら走ってきて、
映画を観ている俺に身体を擦り付けてくる。 
目が覚めると、急に人恋しくなるらしい。
よしよし、と言って撫でてやると、安心したようにまた寝室へ戻っていく。

でも、これは休日だから駆け寄ってこれるのであって、普段は目が覚めても
家の中には誰もいない。 夕方、目が覚めたら、1人で鳴いているのだろうか。
いや、今は誰もいないからと我慢して、俺の帰りを静かに待っているのだろう。

仕事からの帰り道、いつもその姿が目に浮かぶ。
日が短くなってきたので、暗い家のなかで1人待つ時間がだんだん長くなってきたから、
早く帰って安心させてやろう、と家路を急いだ1週間だった。


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                        【 早く帰ってきてね。 】



元気のでない週末

今週は会社であまり愉快とは言えないことがあって、週の後半は元気がなかった。
ブログにこういうことは書くべきではないのだろうが、まあしかたない。
今週あったことと言えばそれくらいだし、元気がないせいで他の話題も
頭に浮かんでこない。
あたりまえだが、いつもハッピー、という訳にはなかなかいかないものだ。
でも、基本的に根が楽観的なので、すぐに忘れて元気も戻るだろう。

週末になっても外に出る元気もなく、ダラダラと家の中で過ごしながら
読んだ本がこれらだ。

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                          【 何だ、これ? 】

どちらも最近、近所の古本屋で買ったものだ。
「じゃりン子チエ」は学生時代に1度全部読んでいるが、その後手放してしまい、
内容はすっかり忘れていたので、楽しく読めた。 小鉄とジュニアという猫が
出てくる、ある意味で究極の猫マンガだ。

「非選抜アイドル」は、仲谷明香さんという、AKB48の非選抜組にいるメンバーが
書いた本で、これがあちこちで推薦図書になったりするなど、評判が良いらしい。

AKBの話が続くようで恐縮だが、おニャン子、モーニング娘はおろか、いわゆる
芸能アイドルにはこれまで全く縁がなく生きてきて、数か月前に友達に教えて
もらって以来、これが意外と新鮮で面白くて、自然と目に入るようになってきた。

総勢250人を超えるAKBで日の当たるのは10%、残りの90%は一般には顔や名前も
知られない「非選抜組」と呼ばれているんだそうで、その中の1人である彼女が
非選抜として活動する想いを力強く綴った内容で、「なるほどなあ」と思わされた。

どちらも平易な内容だが、前向きに元気に生きることについて書かれていて、偶然にせよ、
今の俺には読むに相応しい本だった。

一方、レオはというと・・・・

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                           【 ちんまり。 】

雑誌の付録に付いてきた段ボールホームを、ちょっと小さすぎるな、と思いながらも
組み立ててみると、壊さずに器用に入っていた。
猫は小さなスペースの方を好むから、敢えてこの大きさにしたのだろう。

小鉄は、自分でガスに火をつけてホルモン焼いたり、客の勘定をソロバンで計算したり
するけど、レオは俺が元気がないからといって、俺の食事を用意してくれたりはしない。
でも、段ボールホームを壊さずに小さくなって入ってくれるのは、なんだか元気のない
俺に気を使ってのことのように思えた。

嫌いなカメラを向けても嫌がらずに写真を撮らせてくれるし、何となく、いつもより
やさしいような気がした。

本を読んで少し気が晴れたような気がしたし、本には元々そういう力があるが、
結局のところ、レオの物憂げな顔に一番慰められた週末だった。


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                           【 元気出そうよ。 】



人の真似をする猫

先日、夕食を食べながらTVをつけてチャンネルを適当に変えていると、
レオが、ウニャッ、と一叫びしてTVの前に貼り付いた。
天気予報以外で貼り付くのは珍しいことなので何事かと思ったら、
前田敦子がAKBを卒業するという特番だった。

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                     【 あっちゃん、今日で卒業かぁ・・・・ 】

次の朝、TVをつけたら、どのチャンネルもこのニュースばかりやっていたのだが、
普段そんなことはしないのに、レオはなぜかTV画面を黙ってじっと見つめていた。
しかし、この仔が前田敦子ファンだったとは知らなかった。
案外、メジャー志向なんだね・・・

うちは、家の中が陰気にならないよう、元々TVを付けっぱなしにしている。
そのせいか、レオはTVの音を嫌がらないし、時々画面に見入ったりして、
すっかりテレビっ子になった。

ただ、もちろんTVを楽しんで観ているのではなく、俺が観ている姿を見て、
その真似をしてただ一緒に観ているわけだ。


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                        【 豚がしゃべっとる・・・・ 】


TVに限らず、人と暮らしていると、猫はいろいろ人の真似をするようになる。
以前、花瓶を倒してこぼした水を拭こうと台所から布巾を持ってきた話を書いたが、
他にも例えば、寝室のベッドで1人で寝る時、広いベッドの真ん中で寝るのではなく、
枕の左側の狭いスペースでわざわざ小さく丸まって寝ていることがあるが、
ここは俺がよく枕から落ちてうつ伏せで眠っている場所だ。

また、俺が普段書斎にいる時間が長いせいか、平日に留守番している時は書斎で
過ごしていることが多いようだ。(俺が帰って来ると、書斎から出てくることが多い。)

誰かのことを真似る、というのは、要するに親愛の情が為すことだ。
ギターを買ったら自分の好きなギタリストのフレーズを最初にコピーするし、
野球の好きな少年がバッターボックスに立てば、大抵イチローの真似をするものだ。

レオが人間の所作の真似をするのは、同居人への親愛の情の現れなのかもしれない。
そう思うと、ますますかわいく思えてくる。


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                       【 別に、そんなんじゃないし。 】


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プロフィール

Author:リアノン
独身男の一人暮らし。

猫と暮らしたくて、一人で寂しい思いをしている子を、と思い里親募集に申し込んだら、一方的に断られた。

一人暮らしの男に猫と暮らす資格はあるのか? 

これが、このブログのテーマです。

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