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それぞれの甘え方

図らずとも暗い内容の話が続いてしまったので、閑話休題。

週末の昼下がり、リビングで映画を観ていると、こういう風に猛アピールされる。


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お腹が空いた、おやつをくれ、という。
カメラを向けるとこうやって目をそらしてしまうが、実際は目を真ん丸にして
いつまでもいつまでもこちらを見ているのだ。

「お腹空いたの?」と訊くと、「んんー」と答える。
じゃあ、と立ち上がると、レオも立ち上がり尻尾をピンとあげてついてくる。
おやつはシーバを数粒与えている。 これを2~3時間に1回ほどやるのだ。

レオは、抱っこをさせてくれない。 身体や膝にもあまり乗ってこない。
隙をついて抱きかかえると、それはもう驚いた顔をして、全力で両腕を突っ張って拒否する。
その顔がとにかくおかしくて、その顔が見たくて時々わざとやってやるんだけど、
そのたびにいちいち律儀に「あんた、何すんの!!」みたいな顔をする。 
まったくもって、期待を裏切らないやつだ。
そのくせ、どこに行くにもついてくるし、いつも俺の顔を見ているのだ。

おやつはあげるにはあげるんだけれど、本当はお腹が空いているからだけで
これをやっているのではないようだ。 これが彼なりの甘え方らしい。
男子たるもの、抱っこなんてまっぴらごめんだが、同居人とはそれなりに関わりたい。
そこで考えたのが、このやり方だった。

そんなのはとうにお見通しではあるが、気付かない振りをしておやつをあげるのだ。
彼には彼のプライドがあるのだし、それはそれで尊重してやりたい。
大人同士の付き合い方がここにはあるのだった。



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側溝のホットスポットと、生涯累積100ミリシーベルト

関東地域のあちこちで放射線のホットスポットが見つかっている。
原発事故との因果関係がよくわからない中で不安を煽る報道は行われているが、
その中で気になるのは、都会の側溝にホットスポットが比較的多いという内容だ。
風や雨水に運ばれた放射性物質が側溝の落ち葉の下などに滞留するという。

そして、今週、食品安全委員会が人の内部被爆に関して、生涯の累積で
100ミリシーベルトを超えると健康への深刻な影響が現れるという報告書を纏めた。

秋から冬にかけて、都会に住む野良猫は人や車の脅威から逃れるため、
また冷たい風から逃れて暖をとるため、道端の側溝に隠れることが多い。
側溝の上にコンクリートの板が置かれている箇所が多いので、歩いている人の多くは
そのことには気が付いていないだろうけど。

道の真ん中にいる猫が歩いてくる俺に気づいて慌てて側溝に飛び込む。
そこを通り過ぎて、立ち止まって振り返ると、その仔は側溝から顔だけ出して
こちらを見ている。 寒い季節になると、そんなことが時々ある。
ああ、風が当たらず空気が淀んでいるので暖かいんだろうな、と思いながら
今まではそのまま歩いていた。

でも、今年の冬は違うことを考えるだろう。
大丈夫かな、ここはホットスポットじゃなければいいんだけどな、と。

空腹に耐えられなくなった野良猫の中には、落ち葉や小石を食べてしまう仔もいるという。
きっと、そういう仔はもともとは飼われていて捨てられてしまった仔だろう。
それまではきちんと食事を与えられていて、飢餓に襲われるということを知らなかった仔。

人が100ミリシーベルトなら、猫はどれくらいなんだろう。
放射性物質がまき散らされたことが判明したとき、
「ただちに健康に影響がでることはありません」と官房長官は言った。
じゃあ、人よりはるかに身体が小さく、6倍の体内時間が流れる猫の場合は?

近い将来、東日本のどこかで、野良猫の数が減ったという話が聞かれるように
なるかもしれない。 その時、人間は思い知るだろう、未来の自分の姿に。


福島県に住みながら幼い我が子の将来を想って泣きながらインタビューに答える母親、
震災直後の避難所の屋外で炊き出しのおにぎりを食べていた子供達の内部被爆を
涙ながらに国会で首相に訴える福島県選出の女性議員。 みんな泣いていた。

物言わぬ猫のために泣いてくれる人はいるだろうか。
落ち葉に溜まった朝露や側溝の雨水で喉の渇きを潤す彼らのために。




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悲しい顔

2か月に1度くらいの割合で、駅前の広場で里親探しをやっているのを
見かけるようになった。
どうもいつも同じ人がこじんまりとやっているようで、
個人ボランティアなのかもしれない。

薄汚れた、まるで小鳥を飼う時に使うような小さなケージが3~4個並べてあり、
その中に成猫が静かに腹這いになって、所在なさそうにしている。
その傍に置かれた段ボール紙や厚紙に何か文字が書いてある。

この駅前はいつもなにかしら露店が出てたり(女子高生がしゃがんでアクセサリーを
手にとっていたりする)、路上パフォーマンスをやっていたりとなかなか賑やかで、
また、地元の人たちもとても寛容にこういうのを受け入れている、とてもいい街だ。

もちろん里親探しなのだとわかっているのだが、これがどうにも気まずいのだ。
ケージの前にはいつも数人の人が立っていて、猫を見ている。 周りは人通りも多い。
そんな中で、猫はじっと目をつぶっているのだが、その様子が俺を悲しくさせる。

里親を探すということは、とてもいいことだ。 こんなことができるのは、人間だけだ。
偽善だとか、自己満足だとか、そういうことを言う人もいるようだが、
それは間違っていると思う。

でも、ケージの中の猫は、自分の運命をどこかあきらめたような感じなのだ。
周りにいる人間や街の様子に興味を示すわけでもなく、じっと目を閉じたままだ。
今までいいことなんて何もなかったし、これからもきっとないよ、もういいんだ、
そう言っているみたいだった。
なんでこんなことになるんだろう。

うちに帰ると、俺はレオに向かって言う。
「今日、かわいそうな仔を見たよ。 かわいそうで、見てられなかった。」
レオはそういう時、俺の顔をじっと見つめる。
きっと、悲しそうな顔をしているからだろう。


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フランネルのシャツ

今日は、晴れてとても暖かい1日だった。
リビング一面に陽光が差し込み暑いくらいだったが、
開け放った窓から入ってくる風は涼しく、気持ちのいい秋の午後だった。

レオの毛も徐々に冬毛に向けて準備を始めているようだ。
柔らかく木目の細かい毛に顔を埋めて匂いを嗅ぐと、太陽の匂いがする。
何とも言えない、いい匂いだ。

ルディーと呼ばれる毛色を見ていると、そろそろ秋に相応しい服が欲しくなり、
仕立ての良いフランネルのシャツを買いに行った。
レオの毛色と似た、焦げ茶系のチェックの柄にした。

帰って来て袋から出していると、さっそくレオがチェックしにやって来る。
なんで、こんなにいろんなことに興味を持つのだろう。
スンスンと熱心に匂いを嗅いでいる。 

西日が眩しく、澄んだ空気の中を歩いて帰ってきたから、
きっと、秋の匂いがしたことだろう。


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名前の由来

名前を付けるのは難しい。 これでいいのかな、という迷いがいつもある。

レオという名前を付けるのには、1か月以上かかった。
保険会社の調査によると、牡猫の最も多い名前がレオだそうだ。
1か月以上かかった挙句に最もありふれた名前を選んだようだった。

気に入った名前を思いつくまでは無理に名前を付けないでおこうと思い、
しばらく名前のことは考えないようにしていた。
洋猫だからカタカナの名前かな、ぐらいに思っていたが、
猫は自分の名前を覚えるし理解もする、ということを本で読んだため、
そろそろつけなきゃなと思い、考えた。

短い名前がいいだろう。 一言で言えて、この仔が理解し易いように。
あまり適当な名前も嫌だ。 猫にいわしという名前を付ける主人公が出てくる
小説があったような気がするけど、そういうのはちょっとな。

俺は音楽が好きなので、海外のアーティストの名前や作品名などにヒントがないかと
いろいろ考えたけど、どうもいいのがない。

そういえば、この仔の誕生日は8月11日だったのを思い出した。 
俺の誕生日と近いので、それが嬉しかったのだ。
獅子座の生まれで、男の子だ。 レオだ。
名前の通り、気高く自由に育って欲しい。

その後、忘れた頃に公認血統書が送られて来た。
ブリーダーは、この仔にアーノルドという名前を付けていた。
4人兄妹で生まれたようで、上から順に、アーサー、アンドレ、アーノルド、アニー。
アニーは同じショップの別店舗にいた。


レオの妹・Annie2
                       【 レオの妹 アニー 】


アーノルド?
アーノルドといえば、シュワルツネッガーかシェーンベルクくらいしか思い付かないが、
無駄に筋肉が多かったり、さっぱりわからない難解な音楽ばかり口ずさまれても困るから、
やっぱり、レオがいい。 ありふれた名前かもしれないが、レオで良かった。


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                          【 アーノルドな両腕 】


ちなみに、このブログの執筆名のリアノンというのは、フリートウッド・マックの
昔のヒットナンバーから拝借した。 神話上の女神の名前だそうだが、
学生時代からこの曲が好きで、長年聴き続けてきた曲だ。 


不機嫌なおじさんと気の毒な犬

週末の夕刻、スーパーへ食材を買いに行く途中で、犬の散歩をしている人と
たくさんすれ違う。 犬を連れていない人のほうが少ないくらいだ。

犬の種類は様々で、レトリバーやドーベルマンのような大型犬も見かけるが、
ダックスフンドやシーズー、チワワのような小型犬の数が圧倒的に多い。

平日はどういう光景なのかよくわからないが、休日に犬を散歩させているのは
おじさんが多い。 休日はこちらも寛いだ気分なので、すれ違うおじさんと犬たちを
何気なく見る訳だが、そのうちに妙なことに気が付く。

おじさん達の表情が、どうも楽しそうではないのだ。 面倒臭さそうというか、
はやく終わらせたいというか、とにかく嫌々やっているという感じなのだ。
連れている犬に目をやることもなく、声を掛けてやることもなく、
不機嫌な顔で前方だけを見ながら、突き出た腹を揺らしながら歩いている。
どうも、小型犬を連れているおじさんにこのパターンが多いような気がする。

大型犬を連れてる人は、外の柵にリードを結わえて犬を待たせて買い物をする。
その間、犬は店の入り口をひたすら見つめていて、俺がわざと傍を通っても
こちらを見もしない。 そして主人が出てくるとゆったりと尻尾を振って、
主人も頭を撫でながら「よしよし」と声を掛けたりする。
でも、小型犬を連れてるおじさんはそういう感じじゃない。

小型犬は、歩きながら不機嫌なおじさんの顔を何度もチラチラと
申し訳なさそうに見上げるんだけど、何度見てもおじさんは不機嫌そうだし、
ちっともこちらを見てくれないので、ますます申し訳なさそうに小走りに歩く。
少しでも早く歩いて、早く散歩を終わらせようとしているみたいだ。 

俺は立ち止まって振り返り、不機嫌なおじさんと気の毒な小型犬の後ろ姿を
見送りながら、やれやれ、とため息をつく。
楽しくないんだったら、散歩なんてしなきゃいいのに。 
あれじゃ、犬がかわいそうだよ。

家に帰ると、レオがお帰りぃ~と寄ってくる。
ただいまぁ~、と言って、身体を撫でてやる。
俺はとにかくレオによく話しかけるのだ。
すると、レオは安心して、陽だまりの中に横たわり毛づくろいを始める。
散歩はしないけど、なんだか幸せそうに見える。



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プロフィール

リアノン

Author:リアノン
独身男の一人暮らし。

猫と暮らしたくて、一人で寂しい思いをしている子を、と思い里親募集に申し込んだら、一方的に断られた。

一人暮らしの男に猫と暮らす資格はあるのか? 

これが、このブログのテーマです。

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